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29億円の価値

6カ国協議
マカオからの送金が遅れているために北朝鮮はテーブルにつかなかった。

韓国側首席代表を務める千英宇(チョン・ヨンウ)朝鮮半島平和交渉本部長は「きょうが最後の日」だと強調して「なぜわれわれが障害がなくなるまで待機し、時間を浪費しなければならないのか」と北朝鮮側の態度に対する遺憾を示した。

う~ん、その金額は約29億円。

ホリエモンが有罪判決を受け、控訴をし5億円の保釈金を支払って開放された。
前回東京拘置所から娑婆に戻ってきた時は3億円を払ったわけだから合わせて8億円。
北朝鮮が米国の金融制裁で凍結されていたマカオの銀行の北朝鮮資金は約29億円。
たったこれだけの金額で協議の場に来ないとはね。
松坂大輔投手の契約金と年俸はいくらだったっけ?

そんな貧乏な国でも核兵器は造れるのであろうか?

今朝の読売新聞によれば2005年末に日本が保有しているプルトニウムは43.8トン。国内の貯蔵分だけで原子爆弾が700発以上製造できる量だそうだ。このプルトニウムは北朝鮮が用いた黒鉛炉タイプの原子力発電所で使用済み核燃料を再処理する事で容易く抽出できる。
かつて日本では茨城県東海村にこのタイプの原発が稼動していたのだが、1998年に運転停止して現在は解体中である。現在の日本にある軽水炉では兵器級の純度90%以上の物は得られず、造れないわけではないが現実的ではないそうだ。

もう一方のウラン型の原子爆弾は、ウラン濃度を上げるための遠心分離機を増設すれば比較的兵器級のウランの入手は可能らしい。しかしプルトニウム型と比べ爆発力も弱く核弾頭への小型化に難点があるらしい。

この核兵器は核物質を入手しても起爆装置の開発が難しい。特に爆縮方式の場合は最低32個の点火装置を100万分の1秒内の誤差で同時に起爆させなければならないので極めて高度な技術力が必要になる。

日本ならば簡単に作れるか?
18年9月20日付で作成された文章【核兵器開発に関する政府調査】
日本が小型核弾頭を試作するまでには少なくとも3~5年かかるらしい。
日本にはウラン濃縮工場や原発の使用済み核燃料の再処理技術・設備
はあるが、技術上の制約から核兵器にただちに転用できないとしている。
小型核弾頭試作までに3年以上の期間、2000億~3000億円が必要という。
年間防衛費は5兆円(金額だけなら世界2位。ただし人件費が6割)
F-15戦闘機の値段ー100億円(機体だけ)、200機保有で2兆円
予算は十分

インド、パキスタン、中国も持っているんだ。
アメリカは唯一核兵器を2発も使用した国である。その被爆国が日本なのだ。
文句言われる筋合いではない。
日本より信頼のない国が核兵器を持っているのだから、最初は非難しても容認されると思う。

では日本に核兵器は必要か?

必要ない。
何も嫌われ国家相手に嫌われ国家になる必要はない。
自衛隊に核兵器がなくても日本に核兵器を持ち込む事は可能だからだ。


私はまだ北の核については懐疑的だな。
核は持っていても核兵器を持っているとは信じられないね。
by minabozu | 2007-03-21 18:53 | 気まぐれ日記 | Comments(0)

釣れなくても幸せ!


by minabozu
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