貨車

ネットの画像でも貨車の写真て意外と少ない。
そりゃそうだね。蒸気機関車とのロコや電車は撮影しても貨車はあまり魅力が無い。
顔がないってのがつらいね。(後部の顔は意外と魅力があるのだがね)

国鉄ワフ29500形貨車

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1955年(昭和30年)から1961年(昭和36年)にかけて、日本国有鉄道(国鉄)に登場した貨車(有蓋緩急車)である。貨車の称号は、構造または用途を表す記号」+「標記荷重記号」(+「緩急車記号」)+番号 という構成になっている。貨車運用上の必要のため記号の前または後に符号が付けられる場合もある。
「ワフ」という名前ワゴン(Wagon)の「ワ 」と事業用貨車以外の貨車で車掌室を有し、手ブレーキおよび車掌弁を設備しているものを緩急車といい、記号「フ」を付ける。 (例: 5t積有蓋緩急車=ワフ、 15t積石炭緩急車=セムフ) さて「フ」は何の略語なのだろう?
緩急車を英語にするとbrake-vanなのだが必ずしも英語には関連が無い。

名称    記号  記号の由来

有蓋車  ワ   ワゴン(Wagon)のワ

鉄側有蓋車 ス スチール(Steel)のス

鉄製有蓋車 テ 鉄のテ
車運車(旧) ク クルマのク
冷蔵車 レ 冷蔵のレ
通風車 ツ 通風のツ
家畜車 カ 家畜のカ
豚積車 ウ 豚の鳴き声(ブウー)のウ
家禽車 パ Poultry(家禽)のパ
活魚車 ナ ナマ魚のナ
陶器車 ポ Porcelain(陶磁器)のポ
こんな感じで一貫性が無いのだが、このワフの「フ」はわかんらん。
知っている方は教えてください。

花輪線 龍ヶ森(現:JR東日本旅客鉄道 安比高原)付近のワフ29500形貨車
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車内には車掌業務用として1人分の執務机・椅子、長椅子等が設けられており、車軸発電機と蓄電池を始めとする電灯設備、暖房用石炭ストーブも新製時から備え付けられて、以前の車両よりも乗務環境が向上している。なお、塗色は全車輌黒である

田川線(現:平成筑豊鉄道) 油須原付近のワフ29500形貨車
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下回りは二段リンク式軸箱支持装置となっているが、貨物を積載する関係上、車掌車ほどの柔らかい担いバネを用いることができなかったため、最高許容速度は75km/hである。また、本形式は車体の半分が貨物室となっているので、貨物積載時のバランスをとるためにデッキ下部分にコンクリートのバラストが積まれている。
貨車の緩急車で、トイレがあるのはヨ8000とコキフ、レムフなど一部の車両のみでワフとヨ2000、5000、6000にはトイレがなく車掌さんは苦労したらしい(笑)
考えてみれば貨物列車は各駅停車ではないので車掌さんは乗車したら外で用足しするわけにはいかない。

国鉄ヨ5000形貨車
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1986年(昭和61年)に貨物列車の車掌乗務が原則廃止されて本来の用途を喪失したこともあり、JRに継承された一部の車両を除く全車が廃車された。

石北本線 常紋信号所(生田原-金華間)付近のヨ5000形貨車
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注:生田原側の「常紋トンネル」(全長507m)の工事は数百名もの人命を失ったばかりか、トンネル入口付近からは大量の人骨が見つかり、「トンネル壁に"人柱"を立てた」ことまで明らかになった。
トンネル内に幽霊が現れるとか、信号場や保線区の職員に病人が絶えないと噂されるようになり、昭和34年になって慰霊のために地蔵像が建てられたものの、本信号場への異動を嫌がる国鉄職員は多かったという。


旧国鉄では乗務員からは、後継のヨ6000よりも居住性が良好(軸距が長く蛇行動が少なく、長椅子がより長い)だったため、ヨ6000やヨ8000に比べると古い形式であったが好評であった。 またヨ5000の形式を短縮してヨゴレやヨゴマルとも呼ばれていた。

D51とDD13重連で牽引される貨物列車
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国鉄ヨ6000形貨車は窓が3つ (残念ながら写真がありません)

6000番台 (ヨ6000 - ヨ6870)ヨ5000形の後継形式として、1962年(昭和37年)から1969年(昭和44年)にかけて871両が製造された。
6900番台 (ヨ6900 - ヨ6915)ヨ6000形のうち、北海道向けに製作された車両であり、窓が二重窓で、床が塩化ビニルになる等の耐寒対策が施されている。
7900番台 (ヨ7900 - ヨ7917)北海道向け耐寒構造のヨ6000形で、1965年(昭和40年)以降に製造された車両は緩衝性能向上のため、連結器緩衝装置が従来のゴム式から油圧式HD6Dに変更されていることから番号が7900番台に区分された。18両製造。


鉄道での貨物輸送は昭和62年度は5627万トンあったが平成24年度では2999万トンに迄減少している。
石炭は過去の物だが石油の需要減に加え、セメント・石灰石などの輸送品も減少しているためかな。
貨車もコンテナがメインになった気がするね。


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Commented by genma at 2015-05-17 18:18 x
ほんとにすごい写真をたくさん撮ってたんだなぁって改めて感心しています。(^-^)> 価値あると思う。Wiki見たら荷重表示記号の後に車両記号「フ」(ブレーキのフ)が付くってなってたよん。
Commented by minabozu at 2015-05-17 19:14
ブレーキの「フ」ですか!なるほど~。
写真は年月が経過しただけの物です。ただ脚光を浴びずに消えていった物は少ないですね。芸術性が無くても写真の原点はやはり記録ですね。^^
Commented by genma at 2015-05-21 18:51 x
写真の原点はやはり記録かぁ、そうだよね。こういう写真に触れるとほんとにそう思います。けれど、どれも充分にアートしてるけどね。(^_-)-☆ 
Commented by minabozu at 2015-05-22 07:04
写っているだけで歴史的価値が記録写真と、本物以上にきれいな商業写真はけっこうあると思いますが、額に入れるような芸術的な写真は少ないですね。ですからコンクールで賞を得た素晴らしい風景写真などもカレンダーに使用される程度なのでしょうね。
by minabozu | 2015-05-17 11:11 | 鉄道.蒸気機関車 | Trackback | Comments(4)

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