スポットライトから消える人
2014年 12月 20日
元みんなの党代表の渡辺喜美氏をめぐる政治資金問で東京地検特捜部が任意聴取を行っていた。
聴取に踏み切った背景には渡辺氏が14日の衆院選で落選した事が明白だ。
国会議員には不逮捕特権という憲法第50条で国会議員は原則として国会の会期中逮捕されず、会期前に逮捕された議員は、その議院の要求があれば会期中これを釈放しなければならないと定められている。
これは、政府が通したい法案があるけど野党に1票差で負けそうだという状況の時に、野党側の議員を2人逮捕させ法案を通すというような事態を防ぐためにできた制度らしい。
実は現行犯逮捕の場合は不逮捕特権の適応外なのである。2005年に某国会議員が東京六本木の路上で女性への強制わいせつ罪で現行犯逮捕されてしまった事がある。
落選してしまったらただの人ですからね。
小渕優子・前経産相の政治団体をめぐる資金問題で、東京地検特捜部が10月に関係先を家宅捜索する直前、パソコンのハードディスクがドリルで破壊されていたことを朝日新聞が報じた。
小渕氏の事務所は否定しているという。
渡辺喜美氏も大臣経験者だし、小渕優子さんも大臣でお二人の父親も大臣や総理にまでなったのにもかかわらず政治資金で信用を失っている。親が大臣経験者である2世議員であっても政治家にはそれほどお金が必要なのか?おそらく必要なのであろうね。
親が大臣経験者であればお金が無いとは親の名誉のためにも絶対に言えないでしょう。
政治家になるためにはお金が必要であり、なってからはもっと必要なのでしょうな。
それと、小渕さんのそれを報じた朝日新聞も信用できないしね。
理化学研究所(理研)の小保方晴子氏が、12月21日付で理研を退職する。15日に退職願が理研に提出されていた。
「STAP細胞はあります!」といって検証実験を行っていたのにではSTAP細胞を作ることは出来なかった。
期限である来年3月を待たずに検証実験を打ち切ることを公表した。
STAP細胞は、ありませんでした──。
ああ、STAP細胞論文の著者の一人で、自殺された理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹さんは自殺する理由について「マスコミなどからの不当なバッシング、理研や研究室への責任から疲れ切ってしまった」との趣旨の記述があったという。
「私たちは関係ない。小保方1人でやったこと」と言う理研は、STAP細胞を発表する時には「小保方さんを支えた私たち」と組織の力を猛アピールしていた。
「与えられた環境の中では魂の限界まで取り組み、今はただ疲れ切り、このような結果に留まってしまったことに大変困惑しております。私の未熟さゆえに論文発表・撤回に際し、理化学研究所を始め多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまったことの責任を痛感しておりお詫びの言葉もありません」
笹井芳樹さんと同じ様に「疲れ切ってしまった」ために自殺などされぬように。