渇水の新潟の渓流
2012年 09月 29日
9月15日
久々、新潟へ師匠和田ちゃんと岩魚釣りに出かけた。
「水が心配だなぁ、渇水状態なんでしょ?」
「じゃ、三国(さぐり)川にでも行ってみよう。」
途中本流である魚野川をのぞくと中州が出ている。
しばらくぶりに訪れた三国川のダム下は案の定、水が少ない。
それでも少しだけ水深の有る場所から和田師匠がヤマメを釣り上げた。
少し遅れて私にも極端に胴が短いヤマメが釣れた。
しばらく釣り上がるも、ちょろちょろとしか水が流れて来なくなってしまった。
右岸から支流が流れ込み護岸されている隙間に流すと本日初めての岩魚が出てきた。
しかし、いかんせん流れが弱くフライを見破られてしまった。
和田師匠と相談して場所を登川へ移動する。
ここも三国川以上に水がない。
少しだけフライを流すも無反応。
しかし昨年の2011年7月26日から7月30日にかけて、新潟県中越地方、下越地方、福島県会津地方の3地域で発生した集中豪雨で,新潟県では河川の堤防が決壊するなど大きな洪水被害をもたらした。
南魚沼市では、魚沼コシヒカリの被害も水田が約70ha、被害額21億1千万円の被害が出た。
登川は魚野川との合流地点で登川の両岸の堤防が決壊した。
その登川にはその傷跡の巨岩や倒木が堰堤にとどまっていた。
新潟県では死者4名も出た集中豪雨であった。
もう一度三国川の上流に向かう。
途中、五十沢川など数ヶ所を見てどこも思った以上渇水と昨年の豪雨で渓相が変化している。
結局、岩魚の姿は見られずの1日でした。
ま、ヤマメが釣れたから良しとするか。
岩魚よりヤマメの方が水量が少なくて高温の水でも活性が高いのは、
里川に岩魚よりヤマメが多い事の理由なのかな?
渋滞の関越道で見た夏の終わりを告げる入道雲が印象的でした。