コンタクトレンズ:泣き笑いエピソード
2010年 10月 30日
写真には関係ないけれど何となく古い写真を見ていたら、目玉をのイメージがわいてきて・・・
コンタクトレンズ
目に入れて使用する物なので当然、装用練習をしなければならない。
上手に出来る人もいれば下手な人もいる。
基本的には大きく目を開き、瞬目をしなければ装着できる。はず・・なのだが、それがなかなか難しい。
最近の使い捨てソフトコンタクトレンズは直径が14mm前後と大きい。(ハードレンズは9mm前後)
だから大きく開けない人は睫毛が邪魔して入らない。
指導する人
「はい、大きく目を開いてください。」
「瞬きを我慢して!」
「目を開いて口は閉じてください。」
コンタクトレンズを装着する時、初心者は目をつぶってしまう。
それと何故か目を閉じると口が開いてしまう。
自分ではレンズを装着したいのだが本能的に体が拒絶する。
その時の顔は黒目は上方へ上がってしまい、口は「お」と発音する時の形で大きく開いてしまい、おそらくは親にも見せた事のない変な顔になってしまう。
それが若くてキレイなお姉さんだと笑うに笑えぬ。充血した白目で化粧は涙で流れ、つけ睫毛は落ちて練習前とは別人になってご帰宅される。
現在では非常にレンズが薄くて柔らかいので、ほとんど1種類のベースカーブ(レンズ曲率)でフィットしてしまうが、一昔前のカラーコンタクトレンズは現在の物より硬く数種類のカーブのものが用意されていた。
それでもフィットしない人が使用するとレンズがずれる。
カラーコンタクトレンズがずれると、とても気味が悪い。
瞳が2つになると、ゾンビより怖い目になる。
笑い話ではなく事実あった事である。
現在の様な使い捨てコンタクトレンズのない時代。
昔、親戚にハードコンタクトレンズを使用していた従兄弟がいた。
夏休みに泊まりに来て遊ぶ。そして購入したばかりのコンタクトレンズを紛失してしまう。当時のコンタクトレンズは高価で購入したばかりで紛失した事を親に言えない。親はコンタクトレンズを使用していると思っているので、眼鏡も使用できずコンタクトも無く見えない事を誰にも知られないようにしている。
汚れたレンズを口の中で舐めて使用する事もあった。
曇り止めの効果もある。現在では水道水のナンチャラ・アメーバーですら問題になるくらいだから不潔な行為だったのかもしれない。で、舌で舐めている時「わ!」などと脅して呑ませてしまった事もある。
「あ~、ごめんごめん・・コンタクトレンズは消化しないと思うよ。明日ウン○にまみれて出てくるかもしれないからトイレでよく探した方がいいよ」冗談のつもりで言ったのだが従兄弟は翌朝トイレから出てきた従兄弟のその目にはコンタクトレンズが装着されていた。(もしかして予備の物?いつもより長くトイレに入っていたのを記憶しているが・・)
そうそう、コンタクトレンズを扱っている眼鏡店で働いている時の話。
「コンタクトレンズが何時の間にか無くなってしまったのですけど、まだ目の中に入っている感じがします。診てもらえませんか?」」と来店されたお客さんの話。その日は専門医でないアルバイトのドクターの診察日。でも専門医でなくても医師なら診察が出来ちゃうのが落とし穴。
アルバイトのドクター:「目に中にはありません。落としてしまったのでしょう。新しく作りますか?」そして新しいコンタクトレンズを購入されたお客さん。1年後に同じお客さんが「レンズを無くしてしまいました。」
その時は前回と違う眼科医のアルバイトのドクター。上眼瞼を引っくり返すと何と2枚のハードレンズが瞼に重なって吸着していたのだ!
つまり1枚のレンズは1年間も上眼瞼に吸着したまま目の中に入っていたのである。
不思議な事に凸面が眼球に向いた状態で吸着していたのはなぜだろう?
それよりよく角膜を傷つけずに入っていたものだ。
コンタクトレンズのトラブルは沢山あるはず。
雑貨店で扱っていた医療用具でないカラーコンタクト。
酸素もろくに透過しない雑貨レンズなんて長期間しようしていると、角膜内皮細胞(角膜を透明に保つ細胞)をが減ってきて、そのうち黒目が白目になっちゃって(極端な話)や将来白内障の手術も受けられない角膜になってしまうかもしれないよ。たかがファッションのためなのに代償が大きすぎる。
カラーコンタクトも少しぐらい高くても医療用具のコンタクトレンズを使いましょう。
しかし、そんな雑貨品の販売規制が決まっても販売禁止までの猶予期間がある事が不思議だね。