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今年のル・マンは

国連常任理事国でない、日、独、伊と言えば何を連想されるかな?

ヒトラーやムッソリーニのような独裁者の話ではない。
自動車レースの最高峰F1に使用されるエンジンは、この3ヶ国+フランスでだけで作られているのだ。そのフランスのルノーの会長兼最高経営責任者は、あのカルロス・ゴーン氏。
残念ながらルノー傘下の子会社である日産自動車は資金難からF1には1度も参加していない。と言うか、できない。今後も親会社が出ているので参加したらややこしくなってしまうかな。

話が脱線・・

なぜ国連常任理事国でない、日、独、伊がこれだけ自動車産業界で活躍しているのかと言えば、敗戦時に航空関係の会社に飛行機を作る事を禁じたからである。富士重工の前身「中島飛行機」だって三菱重工業だってゼロ戦を作っていた会社なのだ。飛行機エンジンを製作するぐらいの技術力があったので自動車を製造して会社を存続させたきた会社は、日本の富士重工だけではなかったと思う。

富士FA200-160(エアロスバル)「富士」というのは「富士重工業」のこと車のメーカーとしてのスバルの方が有名かな?空飛ぶスバル、エアロスバルは機体の設計から開発まで国産された機体で日本の航空産業の歴史に残る有名な飛行機で世界中に輸出されていたのだ。
最近ではHONDAが小型ジェット機を製造して、、、

あ、また話が脱線・・・

そろそろ本題に入る。

第76回ル・マン24時間レースへ「東海大学ル・マンプロジェクト」の
レース参戦が正式に決定した。


日産自動車在籍中に国内外の耐久レースで活躍した東海大学総合科学研究所林義正教授の元で2001年からレーシングエンジンおよびレーシングカーの開発に取り組み、このプロジェクトに関わった学生は現在卒業した生徒も含め150名にものぼるそうだ。

ル・マン24時間耐久レースで実績のあるフランスのクラージュ・オレカを改良した車両に、オリジナル開発の4.0リットルV8ツインターボエンジンを搭載したマシンを製作した。タイヤはYOKOHAMA ADVAN レーシングタイヤをチームに供給する。
ドライバーは同レースで豊富な出場経験を持つ鈴木利男選手、影山正美選手、黒澤治樹選手が務め、本格的なチーム体制で完走をめざす。

ル・マンはモナコGP、インディ500マイルと3大レースと呼ばれ、
この3大レースで日本の自動車メーカーの優勝はマツダだけなのだ。
しかも優勝したマツダのエンジンは世界で唯一のロータリー。
しかしこの年を最後にロータリーエンジンでルマンには出場出来なくなってしまった。日産自動車(1986年初参加)、トヨタ自動車(ワークスチームとしては1987年から)、本田技研工業などが過去にワークス・準ワークスチームで参戦したが、その後も日本メーカー車に優勝はまだない。

ここ2年の優勝はディーゼルのアウディR10が2年連続で優勝している。
専用設計された5,500cc V12の直噴式ディーゼルエンジン。
アルミブロックのディーゼルエンジンのツインターボ装備で、最大出力650馬力、1,100Nmのトルクを発生する。

F1の例もあるがレーシングカーはエンジンだけでは勝てない。
シャーシもタイヤも、どれ一つとっても重要なものばかり。
その良い例がウィリアムズ・トヨタ。
本家トヨタより確実に早いのはシャーシが優れているからね。
ウィリアムズはホンダのエンジンを載せても早かったしね。

・・メーカー別勝利数

13 – ポルシェ
9 – フェラーリ
7 – ジャガー
7 – アウディ
6 – ベントレー
4 – アルファロメオ
4 – フォード
3 – マトラ
2 – ブガッティ
2 – ロレーヌ
2 – メルセデスベンツ
2 – プジョー
1 – シュナール&ウォーカー
1 – ラゴンダ
1 – ドラーヤ
1 – タルボ
1 – アストンマーチン
1 – ミラージュ
1 – ルノー
1 – ロンドー
1 – マツダ
1 – マクラーレン
1 – BMW

これを見ると耐久レースで勝つ事の難しさが良くわかる。
東海大学ル・マンプロジェクトの健闘を望みたい。
by minabozu | 2008-05-31 10:21 | モータースポーツ | Comments(0)

釣れなくても幸せ!


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