日本人
2006年 11月 25日
こんなに笑える本は、筒井康隆さんの「俗物図鑑」以来である。
満員電車では読めない。なぜなら大声で笑っちまうからである。
日本、日本人をネタにしたジョーク集なのだが、民族的な性格の違いを見事にとらえている。
一部抜粋するとこんな感じ。
●青いキリン
ある酔狂な大富豪が言った。「もし青いキリンを私に見せてくれたら、莫大な賞金を出そう」それを聞いたそれぞれの国の人達はこんな行動をとった。
■イギリス人は、そんな生物が本当にいるのか徹底的に議論を重ねた。
■ドイツ人は、本当にいるのかどうか、図書館に行って文献を調べた。
■アメリカ人は軍を出動させ、世界中に派遣して探しまくった。
■日本人は、品種改良の研究を昼夜を問わず重ねて、青いキリンをつくった。
■中国人は青いペンキを買いに行った。
日本人が他国の人のイメージを持つのと同様に、外国の人も同じ様に思っているわけだ。
実に面白い本である。