Jeep

最近すっかり見かけなくなった「Jeep」と呼ばれる車。

エアコンも無いし、乗り心地も最悪だが、極悪路を走るには今でも一番だと思っている。

当時ウイリス社ではJeepの生産に関して9ヶ国にわたる各企業と提携があった。
しかし、いずれも下請としての契約であり製造と販売の権利を共に供与する契約が締結されたのは日本のみである。
当時、米国政府が日本を同盟国としての位置づけでなく従属国とみていたからであろう。
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エンジンが「ハリケーン4」に切り替わり、型式も「CJ3B」となる。
1954年12月10日 - エンジンの国産化を達成。日本製ハリケーン4の意味で「JH4型」と名付けられた。
当初は左ハンドルであったが、のちに通商産業省の指導で右ハンドル化され、「CJ3B-J3R」となる。

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隣に置いてあったのはCJ3B-J3
左ハンドルなので「CJ3B-J3」Rは付かない。左ハンドルだからね。
ロー・フードに改造されていてウイリス社のM38風に改造されているJeep
初期のJ3では三菱のスリーダイヤ・マークもない。

M38は、MBを製作したウィリスオーバーランド社ミリタリーモデル第3作モデルで、1952年2月から60,344台製作された。M38は米軍初めての完全防水ジープで、24V電装。電装類は、ハーネスに至るまで完全防水で、エンジン、パワートレインも防水対策が施され、吸排気シュノーケルを取り付けることにより、約1.9mの水中走行が可能だ。

初期のミリタリーJeepでは車両の牽引というミッションは無かったのだろうが、牽引をするためにエンジンもボディーも大きくなってしまった。
1952年からは、改良型のM38A1の製造が開始されたが、フェンダーも招き猫の様な形状でボンネットもダルマの様なスタイルになりジープマニアにはあまり好まれなかった。

昔4×4マガジンで水中走行をしている表紙があったが、車より先に人間が溺れてしまいそうで、人間もシュノーケルが必要なのではと笑った記憶がある。

日本のJeep

ガソリン
J1 (CJ3A-J1) - 左ハンドル 6V電装 林野庁向け 生産数53台
J2 (CJ3A-J2) - 左ハンドル 12V電装 保安隊向け 生産数500台
J3 (CJ3B-J3) - 左ハンドル
J3R (CJ3B-J3R)
J4 (CJ3B-J4) - 12V電装 米軍・自衛隊向け
J52 - 自衛隊/民生向け KE47型ガソリンエンジン 前期型はJ3Rボディー
J53L - J52を左ハンドル化した輸出専用仕様。後のJ53とは別モデル。
J56 -2.4L
J57 -2.4L
J58 - 2.0L
J59 - 2.0L

ディーゼル
JC3 (CJ3B-JC3) - 左ハンドル。
J3RD (CJ3B-J3RD) - 右ハンドル化
J51A - 4DR1型エンジン搭載の自衛隊向け。
J54-A - 自衛隊向け。
J54 - 4DR5型エンジン搭載。
J55L - J54を左ハンドル化した輸出専用仕様で、後のJ55とは別モデル。
J53(2代目) - 自衛隊向け旧73式小型トラックの民生版。初代とは異なり右ハンドルのみ。エンジンを直噴ターボ化。三菱・ジープ初の過給エンジン。
J55(2代目) - 自衛隊向け旧73式小型トラックの民生版。初代とは異なり右ハンドルのみ。自動車NOx・PM法に適合させるため燃焼室を再び副室(渦流室)式とし、インタークーラーとターボを追加。

このJ52の前期型までフェンダーはストレートで、トレッドの狭いJ3のナロウボディを使用している。
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こちらも最近見かけなくなったランクルで、その隣に置いてあるのはJ53
ディーゼル・ターボ。あまり興味が無いのでさらっとね。

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(以前にも使用した写真)

バンパーに11特-5-9とペイントされてある。
第11特科連隊の車両の様である。

昭和37年からさっぽろの雪祭りにも協力されている連隊である。
そういえばこの写真も雪祭り前に訪れた時の写真だ。
確か雪の少ない年だった様に記憶している。
Jeepでないが、本物のミリタリー四駆。
タイヤも最近見なくなったスパイク・タイヤみたいだ。

数十年前の写真であり、最近の自衛隊車両ではないので、私にはダッジだかトヨタだか車両を特定できない。

最近では自衛隊車両は日本国内では全く購入する事が出来ないが、以前警察官?自衛隊の方か忘れたが、私の以前乗っていたジムにー(SJ30)とJ4 (CJ3B-J4)を交換して下さいという話があったのだ。
J4のボンネットの厚みにびっくりした記憶がある、

断ってしまったのだがJ4は普通トラックと同じ1ナンバーだったから。その後4ナンバーのJ59 を購入したのだが、J4と比較して魅力の無いJeepだったな。


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Commented by genma at 2016-11-24 12:52 x
貴重なデータありがとさんでした。σ( ^ー゚ 早速ファイルさせて頂いちゃった。いいよねJeep…欲しかったっけなぁ。 こっちは雪が霙になったよ~。 
Commented by minabozu at 2016-11-24 14:02 x
さすがに部品も無くなり、三菱自動車は日産の傘下ですし、安くても買えませんね。
Commented by genma at 2016-11-24 15:11 x
そだね、、、時の流れを感じるねぇ。(´・-・`)
Commented by えんがん at 2016-11-24 16:50 x
もうジジイだからジムニーのオートマがいいな 笑 寒そうで(^^)
Commented by minabozu at 2016-11-24 17:18 x
ご指摘のジムニーのオートマは手放せません。
あ、沿岸に乗って行った事ありませんな。ジムニーは8万キロ、アウトバックは30万キロ走行中。(^^)v
Commented by 時名 at 2017-01-07 13:04 x
バンタム(極初期)の頃から牽引を前提に設計・開発されています。

tp://www.ms-plus.com/61295
tps://www.youtube.com/watch?v=Rug4jaPczls
Commented by 匿名 at 2017-01-07 13:13 x
>さすがに部品も無くなり、三菱自動車は日産の傘下ですし、安くても買えませんね。
J1 (CJ3A-J1) ・J2 (CJ3A-J2) ・J3 (CJ3B-J3) ・J3R (CJ3B-J3R)・J4 (CJ3B-J4) は、アメリカから部品を取り寄せれば走らせる事に関しては全く心配はありません。
Commented by minabozu at 2017-01-07 18:07
時名さま
コメントと動画のアドレスをありがとうございます。

レイ=カウドレー・著 大塚康生さんの・編訳の「ALL ART OF THE JEEP」から。
「発動機は4気筒の40~60馬力という比較的大きなのがついている。即ちバンタムは40馬力、フォードが42馬力、ウイルズ60馬力というのである。この大きさは乗用車では中型くらいで、欧州の車では普通の乗用車の大きさである。この馬力が、速度を出す代わりに牽引力を出すようにしてあるので、対戦車砲や被牽引車を引張るには使い、この頃では航空母艦上で艦上機を引張るにも使っているようである。箱年も山なら20粁(キロ)毎時くらいの速度で登る事ができる。」

実際にはTOWING PINTLEも装着されていて1000ポンド=453.592キロの牽引能力があったようですが、木箱(クレート)入り「政府払い下げの35ドル」で世界に販売されるほどの軽量ジープの車重は980キロで45馬力。
対戦車砲や被牽引車は悪路での牽引は牽引技術が必要だったことでしょう。
そのためのスコップと斧、フットマンループも必需品だったのかもしれませんね。


Commented by minabozu at 2017-01-07 18:21
匿名さま
コメントありがとうございます。

時名さまのコメントに引用させていただいた大塚康生さん編訳の「ALL ART OF THE JEEP」は昭和62年5月30日の初版本です。
既に発刊されてから30年
MBやGPW主体の本ですが、その当時でもアメリカも既に部品はコレクターはパーツの自作をしています。
走らせるだけならばレストア屋さんに頼む事も可能ですけど、満足できるかどうかですね。
30万キロ走って故障ばかりの私のアウトバックをジープに買い換えちゃおうかな~と、かみさんに内緒で考えているのです。
程度の良いCJ3B-J4希望です。(笑)
by minabozu | 2016-11-23 14:45 | モータースポーツ | Trackback | Comments(9)

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